活線ブレーカー交換

本日は管理技術者さんのご依頼にて、分電盤の主幹ブレーカーの交換を実施しました。

交換の経緯ですが、電灯回路で突然照明が半分停電したためブレーカーを入れなおした所、良くなったけど再発のリスクもあるし交換するとのこと。

無停電での作業をご所望でしたので、活線にて実施です。

二次側は銅バーですが、ご準備されているブレーカーの端子ピッチやブレーカサイズが違うと伺っており色々と準備して伺いました。

停電する前に養生やら確認やら行っていると突然停電。

ブレーカーは入りのままなのですが、、、とりあえずブレーカーを切って作業開始します。

交換自体は多少の穴あけ加工程度で終わりましたが、取り付けが少し斜めになりました。すみません。

取り外したブレーカーをバラシて不具合内容の確認を行います。

接点は少し溶けた様に見えます。入り状態を保持するバネが弱って、開放用のバネに少し引かれているように感じます。接触圧力が減り、接触抵抗が上昇して熱を持ったのでしょうか。

左の相が入り状態でオープンしています。グッとレバーを入りの方に押し込むと接触しますが、、、よくこの状態で使えていたな。準備中の停電も振動で接点が外れたのでしょう。

設備が古くなるとブレーカーの不具合はどうしても出てきます。

このブレーカーのレバー操作の手応えには違和感があったので、停電点検の際には、ブレーカー入切の手応えにも気を配っていきたいと思います。

自火報受信機不具合

自動火災報知設備の受信機の不具合対応です。

発信機を押しても発信機の応答が無く蓄積がかかってしまうという症状です。

C-A間の電圧が出て無いためテスターで追っていきます。

メインボードでは電圧出ています。定格12Vより低いですが、許容範囲のため問題なし。個人的に24Vだと思っていましたが、待機状態で12V、動作時に24Vの機種はいくつかあるみたいです。

ヒューズも切れておらず、問題なし。

出力側のコネクタも電圧出ています。コネクターの接触が怪しいと思ったのですがハズレでした。

端子台側のコネクターも電圧あり。こうなるとコネクタ裏のはんだか端子台裏のはんだ外れですかね。原因箇所が分かれば後はどうにでもなります。

チョチョイのチョイして発信機を押して、無事に発信機の応答を確認。

以前、メーカーさんより300万のお見積りが出ていて、その修繕の費用が浮いた!とお客様よりお喜び頂きました。お役に立てて恐縮です。

当事務所は更新時期ごとに交換を推奨せず、安全が担保出来るのであれば、メンテナンスや修繕の実施で、より長く設備をご使用していただく方針を取っています。また、それを実現させる為の高い技術と経験を持っております。

設備の運用コストでお悩みであれば、何でもお気軽にお問い合わせください。

フル2線式リモコン修繕

本日は雷害被害を受けたフル2線式リモコンシステムの修繕です。

システムに関係する所では伝送ユニット、リモコンリレー、T/Uを1つずつ取り替えます。

伝送ユニットは雷で電源が入りませんが、ユニット内の再設定をする必要があります。竣工図面関係を漁ってみましたが、設定に関する内容はありません。

現地の使用状況に合わせて設定を考えるのは正直、無理ゲーなので焼損した基盤をチョチョイのチョイしてデータを抜き出します。

データは飛んでませんでした。良かった~。

因みにチョチョイのチョイですが、基盤修理したあと電源入れようとしてもクリップに付けているヒューズがすぐ飛んでしまい、原因を探すのにかなり時間を有しました。

原因は、保護用にクリップに入れてる管ヒューズが小さすぎて定格に全く足りておらず、飛んでいただけでした。普段、電力はk(キロ)単位で考えるので、0.1Aだと1/10で100W!と、何の迷いもありませんでしたが、ゴリゴリに間違ってました。思い込みヨクナイ、と分かっているのですが、年を取るごとに思い込みが増えます。反省です。

後は読み込んだデータを交換後の伝送ユニットに書き込んで終了です。

雷害などでユニットが死んだ場合は多くの場合、総入れ替えで時間も費用もかかりますが、当事務所にお任せいただければ、故障した箇所を調査してピンポイントでの修繕、復旧が可能です。システム追加、変更などのご相談もお受けしますので、何でもご相談ください。

非常用発電機メンテナンス

本日は非常用発電機のメンテを行います。

今回はエンジンオイル、クーラント、各種フィルター、エレメント、ベルト関係の更新を行います。

とりあえずサクッと交換できる部品は交換してエンジンオイル抜いてみます。

右が抜油で左が新油です。ディーゼルなので黒くなるのはしょうがないですが、乳化が見られますし、軽油もそれなりに混ざって粘度はかなり落ちています。清浄作用や防錆作用もあまり期待できません。

消火ポンプ専用の非常用なので、油温が上がることも無く油内の水分が飛ぶことも無いため乳化が進みますね。

お次はクーラントです。

もはやただの錆水ですね。右が新たに準備した冷却水です。

因みに冷却水にミネラル分が多い井水はスケールが出るので使えないのですが、熊本のお水は上水もミネラル豊富なおいしい井水なので、精製水とクーラント(30%)で作っています。

抜いた冷却水に全く防錆作用は無く(というか錆びてます)腐食による冷却性能の低下、サーモスタッド、バルブ関係の固着などによるオーバーヒートに繋がる恐れもあります。ウォータージャケット内やラジエーター内の状態は見えませんが心配です。

しかし、この機種は燃料のエア抜きに使うプライミングポンプもエア抜きのボルトっぽいものも無いためどこでエア抜きどうするんだろ、と思いましたが、普通にエンジンかかりました。最近の小さい奴はエア抜き要らないやつもあるとのことでしたが、それですね。

非常用でもクーラントとエンジンオイルだけでも3年くらいでは交換して欲しいな~、と思います。欲を言えば燃料もなのですが(ガバナの潤滑油でもありますし)

発電機のメンテナンス関係も承りますので、ご相談ベースでもお気軽にご相談ください。

モーター漏電

先日から、送風機用モーターの漏電遮断器の動作が頻発する、ということで漏電モニターを仕掛けていたお客様の所に伺いました。

2週間程設置しましたが、なんと一度も動作せず。

低めに漏電のトリガーを設定していましたが、一度も値が上がった形跡すら無し。早いと10分ほどで落ちていたそうなんですが、、、ほんと電気屋さんが来ると漏電って消えるんですよね。

今日は漏電遮断器テスターにて漏電遮断器側もチェックします。

動作値、動作時間、不動作も完璧です。そしてモーターの絶縁抵抗も500MΩです。迷宮入りです。

因みに漏電遮断器テスタを漏電遮断器のテストに使うのは稀で、ほとんどは試験的に漏電させたい時に使います。

漏電遮断器動作が頻発したのが6月末~らしいので、気温が関係しているのかな。結露するところでもありませんし。半導体使っているLED照明なんかは温度が上がると突然漏電する事があるのでその類でしょうか。(冷えると絶縁良くなる)

とりあえず様子見です。

コンセント漏電

受託するお客様より使えないコンセントがあるとの事で対応しました。

分電盤の漏電小ブレーカーが落ちており、絶縁抵抗値は0.003MΩ。

コンセントからプラグを全て抜いても変わらず、、、とうか、コンセントから水が出てきます。環境的に結露かな?とも思いましたが、あまりに多いです。

外してみると、電線までビッショビショ。しかも電線は水切りもされていなかったので、雨漏りか何かの水が電線を伝ってコンセントに溜まったのだと思います。

とりあえず最寄りのホームセンターにダッシュしてコンセント交換。電線に余長があり、水切りできたので今後は少しはマシかな?とりあえず絶縁抵抗値も問題ないため送電して対応終了。

ここの次回の点検時にはコンセントを集中点検したいと思います。

雷害

先日の豪雨による被害が多発しておりますが、私の管理する物件は見回りと電話確認にて異常はなく一安心しておりました。が、今朝になってご連絡がありました。

照明が暗く感じるとの事でしたので、漏電ブレーカーが落ちているのかな?程度に思い、午後から確認しに向かうと、駐車場の照明が全て点いている。嫌な予感がします。。。

雷様の悪戯ですね。

屋外照明回路で誘導が発生したようで、リモコンリレーとブレーカーが焼損していました。

ここだけの故障なら部分的に切り離して仮復旧するのですが、残念ながら伝送ユニットも死んでました。もうシステム全体怪しいですね。保険対応になると思うので、とりあえず報告だけで復旧作業は行えません。

最近遭遇する雷害は、誘導で基盤のCTが焼損する事が多くアレスターじゃ防げませんが、今回の事象だと盤にアレスターが付いていたら防げたかもしれません。

屋外照明で配線がそこそこ長い場合は、送り出し元の盤にアレスター入れた方が良いですね。

そもそも、上記や弱電回路など、電線長が長い故に対地間の相互インダクタンスが大きくなり、誘導を受けやすいと考えます。(なので電線亘長が長いコイルが焼けちゃう訳です)

コンデンサを使って、対地間の相互インダクタンスを下げることが出来れば今回のような誘導による被害はアレスターより効率的に抑えられるのではないかと思います。

雷害を受けやすい条件も大体共通しているので、現状のノウハウにプラスすれば直撃以外の雷害は防げるようにな、りたいですね。

今後、暇が出来ればいろいろと検証してみたいと思います。

クーリングタワーモーター焼損

クーリングタワーのモーターが回らなくなったとの事でモーターをご準備頂いたので、月次点検のついでにモーター交換を実施。モーターは一相断線しており焼損と判断。ファンに大量のスケールが付着しており、過負荷の原因にもなるのでスクレーパーで除去して組付けました。いざ起動してみるとスケール詰まりでオーバーフローしてファンが水をまき上げており、これにより過負荷・焼損したものと推測しました。しかし、外したモーターを持ち帰り分解してみるとベアリングもゴリゴリでした。現地で手回しした手ごたえでお客様にベアリングは大丈夫そうですね!と話しをしたので誤診でした。。。原因は上記かベアリングか、はたまた複合的なものかは分かりませんが、1~2年で定期的にモーターが壊れているそうなので、とりあえずは点検の際に負荷電流に注視していき、1年後くらいにバラしてベアリング交換をしてみようと思います。