コンセント漏電

受託するお客様より使えないコンセントがあるとの事で対応しました。

分電盤の漏電小ブレーカーが落ちており、絶縁抵抗値は0.003MΩ。

コンセントからプラグを全て抜いても変わらず、、、とうか、コンセントから水が出てきます。環境的に結露かな?とも思いましたが、あまりに多いです。

外してみると、電線までビッショビショ。しかも電線は水切りもされていなかったので、雨漏りか何かの水が電線を伝ってコンセントに溜まったのだと思います。

とりあえず最寄りのホームセンターにダッシュしてコンセント交換。電線に余長があり、水切りできたので今後は少しはマシかな?とりあえず絶縁抵抗値も問題ないため送電して対応終了。

ここの次回の点検時にはコンセントを集中点検したいと思います。

雷害

先日の豪雨による被害が多発しておりますが、私の管理する物件は見回りと電話確認にて異常はなく一安心しておりました。が、今朝になってご連絡がありました。

照明が暗く感じるとの事でしたので、漏電ブレーカーが落ちているのかな?程度に思い、午後から確認しに向かうと、駐車場の照明が全て点いている。嫌な予感がします。。。

雷様の悪戯ですね。

屋外照明回路で誘導が発生したようで、リモコンリレーとブレーカーが焼損していました。

ここだけの故障なら部分的に切り離して仮復旧するのですが、残念ながら伝送ユニットも死んでました。もうシステム全体怪しいですね。保険対応になると思うので、とりあえず報告だけで復旧作業は行えません。

最近遭遇する雷害は、誘導で基盤のCTが焼損する事が多くアレスターじゃ防げませんが、今回の事象だと盤にアレスターが付いていたら防げたかもしれません。

屋外照明で配線がそこそこ長い場合は、送り出し元の盤にアレスター入れた方が良いですね。

そもそも、上記や弱電回路など、電線長が長い故に対地間の相互インダクタンスが大きくなり、誘導を受けやすいと考えます。(なので電線亘長が長いコイルが焼けちゃう訳です)

コンデンサを使って、対地間の相互インダクタンスを下げることが出来れば今回のような誘導による被害はアレスターより効率的に抑えられるのではないかと思います。

雷害を受けやすい条件も大体共通しているので、現状のノウハウにプラスすれば直撃以外の雷害は防げるようにな、りたいですね。

今後、暇が出来ればいろいろと検証してみたいと思います。

クーリングタワーモーター焼損

クーリングタワーのモーターが回らなくなったとの事でモーターをご準備頂いたので、月次点検のついでにモーター交換を実施。モーターは一相断線しており焼損と判断。ファンに大量のスケールが付着しており、過負荷の原因にもなるのでスクレーパーで除去して組付けました。いざ起動してみるとスケール詰まりでオーバーフローしてファンが水をまき上げており、これにより過負荷・焼損したものと推測しました。しかし、外したモーターを持ち帰り分解してみるとベアリングもゴリゴリでした。現地で手回しした手ごたえでお客様にベアリングは大丈夫そうですね!と話しをしたので誤診でした。。。原因は上記かベアリングか、はたまた複合的なものかは分かりませんが、1~2年で定期的にモーターが壊れているそうなので、とりあえずは点検の際に負荷電流に注視していき、1年後くらいにバラしてベアリング交換をしてみようと思います。