本日は某発電所様の停電点検コンサル業務に伺いました。
前日から仮設発電機を搬入して重要回路に電源供給しながらの試験です。
こちらは常用発電所で系統連系リレーはもちろんですが、個人的にあまり触る機会が無い界磁喪失継電器があります。

比率作動やスポットネットワークよりも触ってませんね。直流地絡継電器や距離継電器と同じくらい依頼が有るのは稀に感じます。
とはいえ製造メーカーが無くなっている訳でも無く、取説もしっかり有るので試験自体は特に難しくもないですし、お勉強がてら若い子にお任せしました。
ただ、私が相当昔に作った書式が分かりにく過ぎて申し訳ありませんでした。分かりやすく一新したので、次回はもっとスムーズにして貰えるのじゃないかと思います。
試験が出来るのは正直当然だと考えていますが、実際に動作するようなシチュエーションで電流・電圧・位相の変化、発電機と系統がどんな状態になっているのかを考えながら出来るようになってもらえると、と思います。
というか、理解せずに試験するのは自分だったら怖いです。
誰でも出来るようにマニュアルを作ることも大切だと思いますが、マニュアルに頼りすぎてマニュアルに無いことは出来ない人が増えていると感じます。
「なんでマニュアルのこの項目をするか分かる?」
「マニュアルに書いてあるからです」
「しなければいけない理由は分かる?」
「・・・。」
というやり取りを幾度となくして、技術者の将来を危惧しました。
マニュアルはミス防止の為であり、マニュアルをやるのが仕事ではないと考えているのですが、私が古いタイプの人間なのでしょうか。
話は逸れましたが、珍しい継電器や各種試験など、何でもお問い合わせください。豊富な知識と経験でご対応させて頂きます。
















