引込DGR不良?

本日は電気管理技術者さんの年次点検の応援です。

停電前に引込用SOGのDGR試験をしていると、Voが動作しない。

相当に上げると動作するけど管理値は外れている。SVRの影響にしてもここまでズレないですね。

とりあえず停電時間にもなったので、停電後に試験することに。

ダイアルをカチカチしても変わらず。

Y1-Z2の電圧を測るとT-Eに250Vで40mV程と低い。接地効いてる?とZ2の接地を測定すると全く効いていない。

管理技術者さんがZ2の接地線を追っていくと、PASに向かて這わせてあるものの、接続はされていなかったようでした。

こいつはまだZ2がPAS内で接地されているタイプではないので接地を繋げる必要がありますね。PASの接地線を剥いて仮に接続してあげると問題なく管理値に入りました。。

後々考えると、接続図でP2がPAS接地と繋がっているので、P2とZ2を渡すだけで良かったな、と思いました。

何だかんだで余裕と思っていた停電時間ギリギリとなりました。

焦りはホントに事故のもとなので、余裕をもった停電時間が必要だな~、と改めて思いました。

警報回路調査

本日は、警報回路不良の原因調査です。

管理技術者さんの現場で、とある警報が警報盤に出ないとのこと。

警報回路は2系統あり、確認するとどちらも警報が上がらない。

1系統は先の制御盤の中の制御電源ヒューズが飛んでいたのでとりあえず交換してみると復活。ヒューズが切れた原因は不明ですが、様子見です。

2系統目は盤を増設してあり、改造した際に接続ミスをしたようでした。

確認していくと、警報接点が動作した際にはR相とS相が短絡するようになっており、原因が分からなかったのか、出先の接点側を離線してありました。

とりあえず配線の繋ぎ替えと仮配線で動作を確認。資材も足りないので後日、管理技術者さんが対応することとなりました。

後から色んな業者さんが弄った盤は、よく分からないことになっている事が多いです。

安さだけではなく、技術を持った業者さんに依頼して欲しいと思います。

位相特性試験器の出力位相

今日は双興GDR-5000KDの電圧・電流の出力位相を電源品質アナライザーを用いて確認しました。

試験結果から、反転しているのは間違いないハズなのですが、実際に確認したわけではないので、せっかくなので確認してみました。

いつも使用しているDGR-5000KDです。出力端子は斜めに繋がないと試験器の縁の出っ張りと干渉する仕様です。バナナプラグに変えないとな、と思いつつそのままです。

Vo-E、kt-lt で電源品質アナライザーに接続して電圧と電流の位相を確認します。

ちゃんと逆になっていますね。安心しました。これで、良く言う「出力は逆位相になっているハズなので」から”ハズ”を抜けます。

これまで比率作動や系統連携、スポットネットワークリレーなどリレー試験はそれなりにこなしてきましたが、一番難しいのは断トツで地絡方向継電器だと考えています。

ZPDやEVTで検出方法も異なれば、上記の位相が反転して出力する理由(ただVo=-Eなだけですが)、三相渡さずに試験する際に3Voとなる理由など、当所はかなりチンプンカンプンでした。

試験するだけなら簡単にできるのですが、根本的な理論が分からないまま試験するのは個人的には怖いので、そういう意味では一番難しかった気がします。

しかし、1000KDはともかく、5000KDはDGR以外も試験する想定なので、出力を逆にしてほしくなかったなあ。

年末年始で試験器、測定器関係の総チェックをしようと思っていましたが、なんだかんだで出来ず。年度末にはやりたいと思います。

太陽光パネル交換

本日は割れた太陽光パネルの交換を実施しました。

6枚のパネル割れが有るのですが、1枚のガラス面がかなり膨れてきたので6枚まとめて交換させて頂くこととなりました。

私が見ている所ではありませんが最近火災があったので、ビビッて直ぐに交換のお見積りし、実施させて頂けることになりました。

工事自体はほぼ原価ですが、将来的にトラブルが起きてしまってそれに費やす時間や労力を考えると大きな利益になると思います。

しかし、そこそこのサイズの上、1枚20kgあるのでなかなか体力を使います。明日は背筋バキバキでしょう。

最近は見なくなりましたが、シリコンではなくCISです。最近の夏場の異常な暑さを考慮すると、シリコンより良いのかもしれませんが、熱で発電効率が落ちても多分高効率なシリコンの方が発電量多いですね。

ただし、シリコンの方は経年で過熱やセル異常が起きますが、CISは外傷によるトラブル以外、特にトラブル無いように感じます。今までパネルのセル焼損はシリコンでしかお目にかかってないです。

太陽光発電所も10年以上経って、色々なトラブルが出てきています。当所は放置で発電していた発電所も、そろそろ設備トラブル溢れる、大変な設備へとなりそうです。

とりあえずは割れパネルも無くなり、こちらは安心して年を越せそうです。

活線ブレーカー交換

本日は管理技術者さんのご依頼にて、分電盤の主幹ブレーカーの交換を実施しました。

交換の経緯ですが、電灯回路で突然照明が半分停電したためブレーカーを入れなおした所、良くなったけど再発のリスクもあるし交換するとのこと。

無停電での作業をご所望でしたので、活線にて実施です。

二次側は銅バーですが、ご準備されているブレーカーの端子ピッチやブレーカサイズが違うと伺っており色々と準備して伺いました。

停電する前に養生やら確認やら行っていると突然停電。

ブレーカーは入りのままなのですが、、、とりあえずブレーカーを切って作業開始します。

交換自体は多少の穴あけ加工程度で終わりましたが、取り付けが少し斜めになりました。すみません。

取り外したブレーカーをバラシて不具合内容の確認を行います。

接点は少し溶けた様に見えます。入り状態を保持するバネが弱って、開放用のバネに少し引かれているように感じます。接触圧力が減り、接触抵抗が上昇して熱を持ったのでしょうか。

左の相が入り状態でオープンしています。グッとレバーを入りの方に押し込むと接触しますが、、、よくこの状態で使えていたな。準備中の停電も振動で接点が外れたのでしょう。

設備が古くなるとブレーカーの不具合はどうしても出てきます。

このブレーカーのレバー操作の手応えには違和感があったので、停電点検の際には、ブレーカー入切の手応えにも気を配っていきたいと思います。

接地電圧降下法

PAS接地抵抗不良のお客さまより改修見積依頼があったので対応しました。

接地とれるような地質ではなさそうなのですが、とりあえずテストアースを打ってみます。

とりあえず穴掘りしますが、業種柄、砕石と砕石が砕けた粉しか出てきません。掘るのも大変ですが、そもそも打てそうにありません。

一応、「え!意外と入るじゃん!ヤッホーイ」を信じて打ってみます。

10cmで完全にストップ。

一応接地抵抗も測ってみますが1000Ω程。A種には120本くらい打てば良いかな?

とはいえ、その面積を掘るのも不可能なので、どちらにせよバックホーで掘ったくって銅板埋設&改良剤とかしか無さそうです。

接地棒はもったいないので周りを掘り返して回収。ちょうど自宅の庭に試験用の接地極が欲しかったので持ち帰ります。

一本で96Ω、二連結して53.4Ω。まあ、こんなもんか。

A種にするには理論上16本くらい。まあ、費用対効果の都合でこのくらいで勘弁してあげます。

ついでに電圧降下法でも接地抵抗測定を実施しました。結果は53.564Ω。接地棒1箇所の接地極ですし差はないですね。

過去にメッシュ接地の所を電圧降下法で試験した際に、配線ひたすら引き回してやっと測定した値が、アーステスターで参考にポンっと測定した値と同じだった時は悲しくなりました。

メッシュの埋まっている範囲がしっかり把握できていれば、アーステスタでも遜色ない値が出るのじゃないかな?と思います。

電圧降下法での接地抵抗測定試験をご検討の際は是非一度お問い合わせください。

OVGR不良

本日は年次点検の応援2件にお伺いしました。

1件目は、前回OCRが停電状態で出来ず、一旦受電して実施した、との現場です。

前回の詳しい状況は分かりませんが、見た感じではコンデンサトリップかDSのリミットくらいかな?ダメならVCB引き出してやってみるかな。

結果は、DSとCBのインターロックだったのかな?という所で問題なく試験出来ました。主技さんにも満足していただけた様で良かったです。

午後からの2件目の現場は太陽光発電が有り、RPRとOVGRの試験を実施しました。

が、OVGRが動作しない、、、試験電圧を上げてもY1-Y2の電圧が異常に少なく出ます。

予想通り、ZPDがアースされていませんね。アース線が端子台の固定ネジ?の所に接続されています。

今まで、同じようにアースの接続箇所間違いや、そもそもアースされてないじゃん。という所を4か所見ているので、実際には条件が揃っても動作しないOVGRは日本に数千とあるでしょう。太陽光工事の電気屋さんはこの辺には詳しくないので接続ミスが多いようです。

試験を変換箱のT-Eでやるとアースされていなくても動作するので、それで竣工時の試験を通り抜けてしまうパターンだと考えます。

結線やり替えて、無事試験も終了です。

最近、自家消費の太陽光自己確認で、送配電会社からのRPRの整定値がPCSの出力を気にしていない?ような値で出ているのを見ます。逆潮流する接続検討していないと思うのですが、これ普通に逆潮流しますけど、良いのかな?我々が気にする事でもないかもしれませんが。

今後も停電点検コンサル業務やリレー試験等、点検の応援など何でもご依頼ください。

自火報受信機不具合

自動火災報知設備の受信機の不具合対応です。

発信機を押しても発信機の応答が無く蓄積がかかってしまうという症状です。

C-A間の電圧が出て無いためテスターで追っていきます。

メインボードでは電圧出ています。定格12Vより低いですが、許容範囲のため問題なし。個人的に24Vだと思っていましたが、待機状態で12V、動作時に24Vの機種はいくつかあるみたいです。

ヒューズも切れておらず、問題なし。

出力側のコネクタも電圧出ています。コネクターの接触が怪しいと思ったのですがハズレでした。

端子台側のコネクターも電圧あり。こうなるとコネクタ裏のはんだか端子台裏のはんだ外れですかね。原因箇所が分かれば後はどうにでもなります。

チョチョイのチョイして発信機を押して、無事に発信機の応答を確認。

以前、メーカーさんより300万のお見積りが出ていて、その修繕の費用が浮いた!とお客様よりお喜び頂きました。お役に立てて恐縮です。

当事務所は更新時期ごとに交換を推奨せず、安全が担保出来るのであれば、メンテナンスや修繕の実施で、より長く設備をご使用していただく方針を取っています。また、それを実現させる為の高い技術と経験を持っております。

設備の運用コストでお悩みであれば、何でもお気軽にお問い合わせください。

フル2線式リモコン修繕

本日は雷害被害を受けたフル2線式リモコンシステムの修繕です。

システムに関係する所では伝送ユニット、リモコンリレー、T/Uを1つずつ取り替えます。

伝送ユニットは雷で電源が入りませんが、ユニット内の再設定をする必要があります。竣工図面関係を漁ってみましたが、設定に関する内容はありません。

現地の使用状況に合わせて設定を考えるのは正直、無理ゲーなので焼損した基盤をチョチョイのチョイしてデータを抜き出します。

データは飛んでませんでした。良かった~。

因みにチョチョイのチョイですが、基盤修理したあと電源入れようとしてもクリップに付けているヒューズがすぐ飛んでしまい、原因を探すのにかなり時間を有しました。

原因は、保護用にクリップに入れてる管ヒューズが小さすぎて定格に全く足りておらず、飛んでいただけでした。普段、電力はk(キロ)単位で考えるので、0.1Aだと1/10で100W!と、何の迷いもありませんでしたが、ゴリゴリに間違ってました。思い込みヨクナイ、と分かっているのですが、年を取るごとに思い込みが増えます。反省です。

後は読み込んだデータを交換後の伝送ユニットに書き込んで終了です。

雷害などでユニットが死んだ場合は多くの場合、総入れ替えで時間も費用もかかりますが、当事務所にお任せいただければ、故障した箇所を調査してピンポイントでの修繕、復旧が可能です。システム追加、変更などのご相談もお受けしますので、何でもご相談ください。

接地抵抗測定(埋設場所)

本日はコンサル業務(停電点検)にお邪魔しております。

屋外の接地端子盤で接地抵抗測定をしてみると接地抵抗値が全ての極で20Ω程となり、使用前自主検査の値と大きく乖離がありました。

①から②に補助極を打ち直しても値はほぼ同様の値です。端子盤と補助極の位置は下の感じです。

おや?と考えていると、ちょうど先方の主任技術者さんが来られて、「接地極はあの当たりに埋まっているんだよね」と、、、

遠。

接地端子盤の付近に接地極が埋まっていると、これもまた思い込みでした。

補助極を打ち直して再測定です。

問題なく使用前自主検査とほぼ同様の接地抵抗値が取れました。

経緯を知らないでこの補助極の打ち方している所を見たら、思わず突っ込みたくなりそうな位置関係です。

竣工前の工事期間中の点検をしていても思うのですが、図面通りに接地極が埋まっていることなどまずありません。A種なんて相当な広範囲に渡っていることもありますし、機器接続状態だと広範囲での連接接地となっているので測定用の補助極の打つ場所次第で値が大きく変わってしまします。

また、キュービクル内のに立ち上げてある補助極ラインも、実は隣並びで打ってあることもあり、、、実質は使えない場合も多いです。

工事期間中でないと確認できない事って多く、保安合管理をしていく上でしっかり確認しておかなければならないと改めて思いました。